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  • 執筆者の写真Kouji takeji

Chart_japan 第2弾パーカー企画 Vol.2

更新日:2020年3月25日


パーカーって和製英語??

答 和製英語だそうです。

英語だと

正式にはhooded sweatshirt

実際に使われるのは hoody / hoodie らしいです。

では、前回の続き

吊り編み機の生地は

旧式の機械で

今の機械のように

早く、正確に、

ではなく

ゆっくり、あそび、

(ギチギチに固めないという意味のあそびの事です)

今回はこのお話

5〜6年前から

和歌山の吊り編み機の工場へ何度も訪れ、

短い期間ではありますが

工場へ修行に入らせて頂いた事もあります

その時、思ったことは

吊り編み機はとても手の掛かる子だ!

それは、今の機械のように

寸分の狂いも無く

できている機械ではなく

製造会社が違いや、部品の違いなど

様々な要員で1台1台、性格(性質)のクセのようなものがある

その性格(性質)のクセを加味し

熟練の職人が調整し、初めて動き出します

しかも動作は遅く、生産効率が低い

ここだけ聞くと、

なんで?時代錯誤?時代遅れ?

っと思います

しかし

その答えは、Vol1の時にお話した

①大量生産では作れない独特の風合いと柔らかさ

②生地の破裂強度の高さ=丈夫さ

に繋がります。

それは、この機械の「あそび」の部分にあります

このあそびとは、

比較するとよくわかりますが、

大量生産に適したシンカーと言う編み機は

糸をピーンと張り、(テンションの掛け方がとても強い)

高速で編んでいきます

一方吊り編み機はというと

糸を張らずに(テンションの掛け方がとても弱い)

低速で編んでいく

この2つあそびで何が起こるか?

糸に余計なテンションをかけず低速で編む事により、

糸が自分から編まれたい方向に編まれていく

糸って

綿の塊から、ねじって絡ませて(ヨリという)

糸にするのですが、

それをする事で

糸にはすでにテンションがかかっていて

クセがあります

そのクセのある糸を

一方はピーンと張って、無理やりクセを矯正する

もう一方は、あそびをつくり糸に委ねる

すると

①大量生産では作れない独特の風合いと柔らかさ

②生地の破裂強度の高さ=丈夫さ

また洗濯時にも

糸に余計なテンションがかかってないので

簡単にへたらなく

ヨレも少ない

まさにChart _japanの

コンセプトである

『大切にする心』

『大切にできるモノ作り』

に最も適した生地なのです。

この生地をいまでも使用出来る事に感謝

そして、今も現役で工場に立たれている

和田メリヤス工場の和田社長にも

最大の尊敬と感謝をしています

本当にありがとうございます

次回は、

いよいよ縫製仕様書が届く!

ワクワク




最後までお読み頂き、ありがとうございます。

もし良かったら、シェアして頂けたら嬉しいです。

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